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投稿者「ummt」のアーカイブ
長崎検定(長崎歴史文化観光検定)2級 対策
11回 長崎検定(長崎歴史文化観光検定)2級を突破するにあたり、対策したことをまとめます。
合格基準は正答率70%以上ということになっています。100問ある5択問題に70問以上正解することが合格の条件です。
まずは、公式テキストの問題を一通り解いていきましょう。2級は掲載されている問題から50問程度、出題されることになっています。公式テキストは文化財の数などが変動するものもあるので、最新の物が無難です。
そして、受験ひと月前(1月)に対策講座が商工会議所で行われます。ここで出題の傾向や、その年のテーマ(11回は出島)に関するヒントが得られます。各専門の先生方から試験対策以上に興味深い話が聞けて、さらに関心を深めることができました。参加すれば効率良く学習を進められます。参加には事前申し込みと参加料が必要ですので、公式HPを日頃からチェックしましょう。
過去問は長崎商工会議所で手に入れられますが、私は過去問はあまり使用しなかったので、先述の対策講座と公式テキストで十分合格点は狙えると思います。
そして、実際に歩いてみるとイメージが湧いていいと思います。私も時津街道、浦上街道を歩いたり、大浦の居留地を散策したりしました。
長崎ケーブルメディア(ncm)が視聴できる人は「長崎ぶらぶら好き」という番組をみると大変勉強になります。私はこの番組がきっかけで長崎の歴史に興味を持ちました。
そもそもこの長崎検定は長崎の主力産業である観光事業を念頭に、地元市民に歴史や文化の理解認識を深めることが目的です。2級では、すごくヒネった問題が出たり、落としてふるいにかける試験には感じませんでした。対策講座も行われ、教科書にも問題と解答解説がついており、勉強した分については点数に現れると思います。
宗教の闘争や原爆など悲しい歴史を背負いながらも、長崎がいかに外国人と協力しながら発展し、今日の姿があるのか。長崎の勉強をするうえで、体系立てて要点を学ぶ機会になりました。これから枝葉を伸ばして、来年は1級にチャレンジしてみたいです。
工学部を出た社会人が教員免許(高校一種 工業・情報)を取る方法
私は社会人になってから教員免許(高校一種)を取得しました。同じように社会人になってから教員を目指す方から時々聞かれるので、ここで私が免許取得した当時のお話をしようと思います。
通常、教員免許は教育学部に所属している学生が単位取得と教育実習や介護実習を終えて、卒業時に交付されるのが一般的です。私は工学部でしたし、在学当時に教員になる気はまったくありませんでした。そんな私が必要に迫られて色々調べた結果、幸運にも半年程度で教員免許を取得することができました。
はじめに、県の教育委員会に相談をしました。そこで、自分の取得している単位、不足している単位を明らかにしてもらいました。県によって判断が異なったりすることがあるようなので、教育委員会への確認は重要です。
幸運だったのは、私が卒業した工学部が教職課程を持っており、修めた単位を使って「工業」の免許が取得できる点でした。「工業」の免許はやや特殊で、本来であれば教育実習や介護体験でおさめるべき単位を専門科目の単位で置き換えることができます。つまり、教育実習や介護体験などをせずに高校一種の免許状を取得することが可能なのです。
ただ、教職に必要な単位もいくつかあります。それは「日本国憲法」「体育」「職業指導」です。私は在学時にこれらの単位を取得していなかったので、通信制の大学と、集中講義を利用して科目等履修生として単位を取得することにしました。
通信制の大学はいくつかあり、時間や場所を縛られずに単位取得ができる点が何よりのメリットです。しかも、4月入学以外に、秋入学ができる大学もあります。単位を認定されるための試験については、大学指定の場所へ行って受験する必要がありますが、より近い会場を選べる場合もあります。「体育」の科目についてもレポートと試験で単位取得できる場合があります。
私が調べた限り、「工業」に必要な「職業指導」の単位を通信制の大学で取得できる大学はなかったので、より近くで集中講義がある大学を探しました。とりあえず、工学部・理工学部のある近隣の国公立大学に電話をかけまくって集中講義の有無を聞いてまわりました。
必要な単位を一通りおさめ、大学から「卒業証明書」「学力に関する証明」を発行してもらいます。その他、教育委員会から指定された書類一式を用意して一緒に送付すればあとは授与されるのを待つことになります。
「情報」については「工業」の免許が授与されたあと、「工業」を基礎資格として申請します。これには「情報」の科目申請に必要な単位を別途おさめなければなりません。
「情報」の単位修得自体は、私のようにSE・プログラマー経験のある方にとってはそれほど抵抗はないと思います。あくまで私の感覚ですが、国家試験の基本情報技術者程度の知識とプログラマーとして2年程度の経験があれば単位修得は明るいでしょう。ただ、初学者にはかなり辛いと思います。特にプログラミングやSQL(データベース)等、実技系については内容が特殊なので、ある程度の感性が身につくのには時間がかかると思います。一緒に勉強していた家庭科や社会科の先生方も情報の単位習得については2年くらいを見込んでいる方がほとんどでした。(実際、私が20歳くらいで学部生だったころ、一番成績が芳しくなかったのはプログラミングでした…)
また、「情報」は基礎資格(工業)を根拠で申請したので、「工業」のみの申請のときとは違い、勤務先の校長先生から人物証明を書いていただいたり、健康診断書が必要だったりと、単位取得以外に必要な手続きがありました。
これまでお話したことは、あくまでその当時の私の場合の話で、都道府県やタイミングによって変わると思います。そのため、文中ではあえて具体的な免許法や単位数については触れていません。手続きとして煩雑なものが多いので、自分で確認・管理しながらやっていかないといけません。ちょっと心細いですが、気持ちを強くもって臨みましょう。
そして何より、お金と時間がかかります。入学料・授業料以外にも、試験・講義のための旅費や参考書等、まとまった金額が必要です。加えて、仕事をしながらのレポート作成や試験勉強については相応にプライベートの時間を割くことになりますから、家族の理解が不可欠です。
社会人で教員免許取得を目指す苦労は並々ならぬものがありますが、同じような境遇で免許取得を目指す方の参考になることがあれば幸いです。